freee会計とマネーフォワード クラウド確定申告は、どちらも個人事業主の記帳から確定申告まで対応するクラウド会計ソフトです。しかし、最安料金だけで選ぶと、消費税申告、レシート読取、サポート、周辺業務で必要なプランが変わります。
この記事では、2026年10月11日時点の公式情報を基に、料金と機能を同じ条件で比較します。使いやすさは一律に順位付けせず、実際の取引を無料期間中に試して判断できるように整理しました。
こんな方におすすめ
- freeeとマネーフォワードの違いを短時間で把握したい方
- 個人事業主・フリーランス向けの料金を同じ条件で比べたい方
- 消費税申告、レシート読取、サポートの違いを確認したい方
- 自分の経理の流れに合う方を無料期間中に見極めたい方
ポイント
万能な勝者はありません。 確定申告だけなら両社の低価格プランが候補です。消費税申告が必要ならfreeeはスタンダード以上、マネーフォワードはパーソナル以上を比較してください。最終判断は、普段の取引を同じ手順で登録して迷いが少ない方です。
結論
結論は、最安プランの価格差ではなく、必要な申告・証憑・サポートを満たすプラン同士で比べることです。
- 確定申告を中心に、画面の案内に沿って処理したい方はfreeeが候補
- 会計に加えて請求書・経費・給与など複数の周辺サービスを一つの契約で試したい方はマネーフォワードが候補
- 消費税申告が必要な方は、freeeのスタンダード以上とマネーフォワードのパーソナル以上を比較
- 電話サポートが必要な方は、freeeのプレミアムとマネーフォワードのパーソナルプラスを比較
「初心者だから必ずfreee」「口座が多いから必ずマネーフォワード」とは断定できません。連携できる金融機関や画面の分かりやすさは、利用する口座と本人の経理経験で変わります。両社とも無料で試せるため、候補を決めたら実際の取引で確認するのが確実です。
WANDERWORK
この記事の信頼性
- 料金、無料利用条件、主要機能は両社の公式サイトで2026年10月11日に確認
- 公式に確認できる事実と、選び方に関する編集部の判断を分けて記載
- マネーフォワードの2026年12月1日料金改定予定も公式告知に基づき反映
freeeとマネーフォワードの違いを一覧で比較
まず、判断に影響しやすい項目だけを並べます。金額は特記がない限り税抜、年払い時の月額換算です。
| 比較項目 | freee会計 | マネーフォワード クラウド確定申告 |
|---|---|---|
| 最安プラン | スターター 980円/月 | パーソナルミニ 900円/月 |
| 年額 | 11,760円 | 10,800円 |
| 無料で試せる期間 | 30日間 | 1か月 |
| 青色・白色申告 | 対応 | 対応 |
| 消費税申告 | スタンダード以上 | パーソナル以上 |
| レシート読取 | スターターは月5枚、スタンダードは月10GBまで | ミニは月15件、パーソナルは月30件まで追加料金なし(改定前) |
| メール・チャット | スターターから利用可 | 個人向け各プランで利用可 |
| 電話サポート | プレミアム | パーソナルプラス |
| 周辺業務 | freee製品群と連携 | 対象12サービスを基本料金に含む |
最安プラン同士では年額差は960円です。ただし、消費税申告やレシート読取件数が必要なら上位プランを比べるため、最安価格だけでは結論を出せません。
現在の料金と改定予定を分けて比較
freee会計の個人事業主向け料金
freee会計は、スターター、スタンダード、プレミアム、入力おまかせの4プランです。個人事業主が比較しやすい主要3プランを示します。
| プラン | 年払い時の月額 | 年額 | 主な違い |
|---|---|---|---|
| スターター | 980円 | 11,760円 | 確定申告、銀行・カード明細取得、レシート撮影は月5枚まで |
| スタンダード | 1,980円 | 23,760円 | 消費税申告、レシート撮影は月10GBまで、自動レポート、優先サポート |
| プレミアム | 3,316円 | 39,800円 | 電話サポート、乗換代行、税務調査サポート |
スターターは所得税の確定申告を中心に使う方向けです。インボイス登録事業者などで消費税申告が必要なら、スタンダード以上が比較対象になります。
マネーフォワード クラウド確定申告の料金
2026年10月11日時点では、パーソナルミニが年10,800円、パーソナルが年15,360円、パーソナルプラスが年35,760円です。
ただし、公式は2026年12月1日から一部料金を改定すると発表しています。パーソナルミニの年払いは据え置きですが、パーソナルとパーソナルプラスの年払いは上がる予定です。
| プラン | 2026年10月11日時点 | 2026年12月1日以降の予定 | 主な違い |
|---|---|---|---|
| パーソナルミニ | 年10,800円(900円/月換算) | 年10,800円(据え置き) | 所得税申告、レポートは一部、消費税申告は不可、レシート月15件まで |
| パーソナル | 年15,360円(1,280円/月換算) | 年22,560円(1,880円/月換算) | 消費税申告、各種レポート、口座残高照合 |
| パーソナルプラス | 年35,760円(2,980円/月換算) | 年38,160円(3,180円/月換算) | パーソナルの機能に加えて電話サポート |
改定後はパーソナル以上の価格差が大きくなります。契約日と更新日により適用時期が異なるため、申込画面の請求額を必ず確認してください。
機能差は「できる・できない」よりプラン条件で確認
両社とも、銀行・クレジットカード明細の自動取込、仕訳、青色・白色申告、電子申告に対応します。比較すべきなのは、必要な機能がどのプランに含まれるかです。
| 確認項目 | freee会計 | マネーフォワード クラウド確定申告 |
|---|---|---|
| 所得税の確定申告 | スターターから | パーソナルミニから |
| 消費税申告 | スタンダード以上 | パーソナル以上 |
| 証憑の読取量 | スターターは月5枚、スタンダードは月10GBまで | ミニは月15件。パーソナル以上は2026年12月にAI-OCR追加料金廃止予定 |
| レポート | スタンダードで自動レポート | ミニはキャッシュフローのみ、パーソナル以上で各種レポート |
| 操作サポート | メール・チャット。電話はプレミアム | メール・チャット。電話はパーソナルプラス |
| 周辺サービス | freeeの請求書・人事労務などと連携 | 請求書・経費・給与など対象12サービスを基本料金に含む |
請求書を作れることと、会計処理が自分の運用に合うことは別です。請求書を月に何通発行するか、レシートを何枚処理するか、消費税申告が必要かを先に数えると、必要プランが見えます。
操作性は口コミではなく自分の取引で確認
操作性は公式料金表だけでは決まりません。取引登録の考え方、使う言葉、確認画面の順序が異なるため、同じ人でも得意・不得意が分かれます。
freeeが候補になりやすい人
freeeは、明細から取引を登録し、質問に答えながら申告書を作る流れを重視したい方に向きます。公式ページでは、スマートフォンで確定申告や請求書作成ができることも案内されています。
ただし、簿記の仕訳帳に慣れている方が必ず使いやすいとは限りません。無料期間中に、売上、経費、事業主貸・事業主借など普段の取引を登録して確認してください。
マネーフォワードが候補になりやすい人
マネーフォワードは、会計だけでなく、請求書、経費、給与、契約など対象サービスをまとめて試したい方に向きます。すでにマネーフォワードのサービスを利用している場合も、業務間の連携を確認する価値があります。
一方、使わない周辺サービスが多ければ、それ自体は選ぶ理由になりません。会計画面で必要な仕訳と月次確認が迷わずできるかを優先してください。
利用目的から先に試すサービスを選ぶ
次の表は公式の順位ではなく、確認済みの機能差から整理した編集部の判断です。当てはまる行を出発点にし、無料期間中に反証してください。
| あなたの条件 | 先に試す候補 | 判断理由 |
|---|---|---|
| 所得税申告を低コストで始めたい | マネーフォワード | パーソナルミニ年払いは10,800円で、freeeスターターより年960円低い |
| 消費税申告とレシート読取を重視 | 両方 | freeeスタンダードとMFパーソナルで料金・読取量・レポートを比較する |
| 画面の案内に沿って申告したい | freee | 質問形式の申告フローを実際に試す価値がある |
| 会計以外のバックオフィスも試したい | マネーフォワード | 対象12サービスが基本料金に含まれる |
| 電話で操作方法を聞きたい | 両方 | freeeプレミアムとMFパーソナルプラスが候補 |
| どちらも決め手がない | 両方を順番に | 同じ3取引を登録し、迷いと修正回数が少ない方を選ぶ |
無料期間で比較する手順
両社を眺めるだけでは操作の相性は分かりません。比較条件をそろえ、同じ取引で試します。
- STEP 1
- 必要条件を書き出す。所得税・消費税、請求書、レシート枚数、電話サポートの要否を整理する
- STEP 2
- 候補プランを決める。最安プランではなく、必要条件を満たすプラン同士を選ぶ
- STEP 3
- 同じ3取引を登録する。売上入金、カード経費、現金または事業主借を両社で試す
- STEP 4
- 月次確認と申告画面を見る。未処理明細、残高、レポート、申告の流れを確認する
- STEP 5
- 年間総額と手戻りで決める。迷い・修正回数・必要サポートを比べる
freeeのお試し期間は30日、マネーフォワードは1か月です。マネーフォワードはクレジットカード登録なしで試せ、有料プランへ自動移行しないと公式に案内されています。freeeはお試し終了後の未契約状態では閲覧・編集に制限があるため、必要なデータの扱いも確認してください。
申込前チェックリスト
申告と証憑
- 所得税だけか、消費税申告も必要か確認した
- 1か月のレシート・証憑件数を数えた
- 青色・白色、電子申告の方法を確認した
日常業務
- 使う銀行・カードを実際に連携できた
- 売上・経費・事業主借など普段の取引を登録した
- 請求書や周辺サービスを本当に使うか決めた
料金とサポート
- 月額換算ではなく年額で比較した
- マネーフォワードの2026年12月改定後価格を確認した
- メール・チャット・電話のどれが必要か決めた
freeeとマネーフォワードの詳細を見る
比較軸が決まったら、各サービスの詳細記事で注意点を確認してください。
\ 画面の流れを重視する方へ /
\ 周辺業務もまとめて検討する方へ /
※料金・キャンペーン・利用条件は変更されるため、申込前に各社公式画面で再確認してください。
公式情報の確認先
本記事は、以下の一次情報を2026年10月11日に確認しています。
- freee会計|個人事業主向け料金プラン
- freeeヘルプ|データ表示期間とデータ保存
- マネーフォワード クラウド確定申告|料金
- マネーフォワード|1か月無料トライアル
- マネーフォワード|2026年12月の料金改定
料金と機能は変更されます。とくにマネーフォワードは2026年12月1日に改定予定があるため、契約・更新前に公式画面の金額を確認してください。
よくある質問
freeeとマネーフォワードはどちらが初心者向けですか?
初心者という属性だけでは決まりません。画面の案内に沿って申告まで進めたい方はfreee、請求書や経費など周辺サービスも一緒に試したい方はマネーフォワードが候補です。同じ取引を登録し、迷いが少ない方を選んでください。
freeeとマネーフォワードはどちらが安いですか?
所得税申告を中心に最安の年払いプランで比べると、マネーフォワードのパーソナルミニは年10,800円、freeeスターターは年11,760円です。ただし消費税申告、レシート読取、電話サポートが必要なら上位プランの年額で比較してください。
インボイス登録事業者はどのプランを選べばよいですか?
消費税申告書をソフト内で作る場合、freeeはスタンダード以上、マネーフォワードはパーソナル以上が候補です。請求書発行だけでなく、消費税申告まで必要かを確認してください。
スマホだけで確定申告できますか?
両社ともスマートフォンを使った確定申告に対応しています。電子申告にはマイナンバーカードや対応端末などの条件があるため、利用予定の端末と提出方法を公式ヘルプで確認してください。
無料トライアル後に自動課金されますか?
マネーフォワードは、クレジットカード登録なしで1か月試せ、有料プランへ自動移行しないと案内しています。freeeは30日間のお試しがあり、終了後に未契約の場合はデータの閲覧・編集が制限されます。登録画面の最新条件を確認してください。
途中で乗り換えられますか?
乗り換えは可能ですが、勘定科目、開始残高、取引、証憑の移行方法を先に確認してください。申告直前の移行は確認作業が増えるため、期首や確定申告後など区切りのよい時期に計画する方が安全です。
記事のまとめ
- 万能な勝者はなく、必要機能を満たすプラン同士で比較する
- 所得税申告の最安年額はMF 10,800円、freee 11,760円
- 消費税申告はfreeeスタンダード以上、MFパーソナル以上
- freeeは30日、MFは1か月の無料期間で実際の取引を試せる
- MFは2026年12月1日に一部料金改定予定がある
- 最終判断は、同じ取引で迷いと修正が少ない方にする
freeeとマネーフォワードだけで決めきれない場合は、個人事業主向け会計ソフト3社比較で弥生を含めて確認してください。freeeと弥生を直接比べる場合は、freee vs 弥生比較が次の入口です。
本記事は一般的な比較情報であり、個別の税務判断を行うものではありません。海外滞在を含む税務上の前提は、デジタルノマドの日本の税務・確定申告も確認し、必要に応じて税理士や税務署へ相談してください。
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