デジタルノマドビザは、海外の会社や顧客の仕事を続けながら、一定期間その国に滞在するための制度です。
国ごとに、必要な収入、働き方、保険、税務の考え方が違います。本記事では、まず候補を比べ、詳しい手続きは国別ガイドで確認するための入口を作ります。
住まい、通信、送金、保険、仕事までを含む海外生活の準備は、日本人のデジタルノマド完全ガイドで扱います。ここでは国とビザの比較に絞ります。
こんな方におすすめ
- デジタルノマドビザの仕組みを知り、自分に合う国を探したい方
- 主要国を比べて、自分に合う候補を見つけたい方
- 収入、滞在期間、働き方から候補を1〜2カ国に絞りたい方
ポイント
最初からすべての国を調べる必要はありません。収入、希望の滞在期間、働き方の3つで候補を絞り、その後に国別ガイドで書類と税務を確認すると進めやすくなります。
デジタルノマドビザとは
デジタルノマドビザは、現地企業で働くためではなく、海外の仕事を続けながら滞在する人向けの制度です。
観光での短期滞在とは違い、収入、雇用・契約関係、保険などを示す必要があります。正式名称は国ごとに異なるため、「デジタルノマドビザ」という呼び名だけで申請先を決めないことが大切です。
| 確認すること | 理由 |
|---|---|
| 収入とその証明 | 多くの国で、一定の収入を給与証明や契約書で示す必要がある |
| 働き方 | 海外企業の社員向けか、フリーランスも対象かを確認する |
| 滞在期間 | 1年の滞在か、複数年の更新を見込めるかを決める |
| 保険と税務 | ビザの条件と、生活・税務上の準備を分けて確認する |
主要対象国一覧
下の金額と期間は、候補を絞るための目安です。申請するときは、必ずリンク先の国別ガイドと公式情報で最新条件を確認してください。
| 国 | 収入・資金の目安 | 滞在期間の目安 | 向いている人 | 詳細ガイド |
|---|---|---|---|---|
| 韓国 | 年5,241万〜1億483万ウォン。年齢・居住地で変わる | 1年ごとに延長し、最長3年 | 日本との時差がなく、近距離のアジア拠点を求める人 | 韓国F-1-D |
| ポルトガル | 月3,680ユーロ | 居住ビザから在留許可へ進む | EUで中長期の生活を考える人 | ポルトガルD8 |
| スペイン | 月2,442ユーロ | 在外申請は最長1年が目安 | EU拠点と地中海の生活を考える人 | スペイン |
| ドバイ | 月3,500USD相当 | 1年 | 中東の国際都市を拠点にしたい人 | ドバイ |
| エストニア | 月3,960ユーロ | 最長365日 | IT・行政サービスの進んだ環境を重視する人 | エストニア |
| タイ | 50万バーツの金融証明が目安 | 最長5年のDTV。1回の滞在は条件を確認 | アジアで生活費を抑えながら暮らしたい人 | タイ |
| マレーシア | 年2.4万USD超 | 3〜12か月 | 英語圏のアジアで段階的に試したい人 | マレーシア |
外貨建ての金額を円で確認したい場合は、Wise公式の為替レート計算ツールで確認できます。
為替は日々変わります。円換算だけで判断せず、申請先が指定する通貨と、収入を示す資料を確認してください。
国を選ぶときの3つの基準
候補を1〜2カ国に絞るときは、次の順番で確認すると迷いにくくなります。
1. 必要な収入を説明できるか
収入額を満たしていても、給与明細、雇用契約、請求書、入金記録がつながっていなければ申請が進みにくくなります。
会社員は勤務先がリモート勤務を認めているか、フリーランスは契約期間と収入を示せるかを確認してください。
2. 希望する滞在期間と合うか
数か月試したい人と、EUで長く暮らしたい人では選ぶ国が変わります。
最初の滞在期間だけでなく、更新の有無、家族帯同、承認後に必要な手続きも国別ガイドで確認しましょう。
3. 生活と税務を続けられるか
家賃、通信、保険、移動費を含めた月額を試算してください。ビザを取得しても、税務上の居住地が自動で決まるわけではありません。
長期滞在や家族帯同を予定する場合は、日本側を含めて専門家へ相談する準備をしておくと安心です。
迷ったときの選び方
国ごとの強みを一言で整理すると、次のようになります。
| 優先したいこと | まず読む国別ガイド |
|---|---|
| EUで中長期の生活を考えたい | ポルトガルD8 |
| EUの都市生活とテレワーク制度を比べたい | スペイン |
| 中東の国際都市を拠点にしたい | ドバイ |
| IT・電子行政の環境を重視したい | エストニア |
| アジアで生活費を抑えたい | タイ |
| 英語を使いやすいアジアで試したい | マレーシア |
この表で気になる国を2つ選んだら、国別ガイドで必要書類と税務を確認してください。
申請前に準備するものと注意点
制度は国ごとに違いますが、準備する書類には共通点があります。
仕事・収入
- 雇用契約または業務契約を用意した
- 給与明細、請求書、入金記録で収入を説明できる
- リモート勤務や業務内容を示せる
本人・保険
- パスポートの有効期限と空白ページを確認した
- 写真、健康保険、英文証明書の条件を確認した
- 翻訳や認証が必要な書類を確認した
生活・税務
- 承認前に返金不能な長期住居契約を確定していない
- 家賃、通信、移動、保険を含めた月額を試算した
- 滞在日数と、日本側を含む税務の相談先を決めた
発行に時間がかかる書類から準備すれば、申請直前に慌てにくくなります。
候補国を決めた後の住まい、通信、送金、保険、仕事の進め方は、日本人のデジタルノマド完全ガイドで順番に確認できます。
保険を選ぶときの確認点
保険は、申請に使える証明書を出せるかと、現地で必要な補償があるかを分けて確認します。
補償地域、有効期間、英文証明書、自己負担額を確認してください。
\ 公式サイトで確認 /
補償内容と料金を公式サイトで確認できます
保険商品が個別の在留条件を満たすとは限りません。最終的には、国別の公式案内と保険会社の証明書を照合してください。
税務はビザとは分けて考える
デジタルノマドビザを取得しても、日本と滞在国のどちらで税務上の居住者になるかは、自動では決まりません。
183日という日数が目安になる国は多いですが、住居、家族、仕事、所得の種類なども判断に関係します。国別ガイドで基本を確認したうえで、個別の事情は専門家へ相談してください。
公式情報の確認先
申請前に、各国の一次情報を確認してください。
- ポルトガル政府:リモートワークの居住ビザ
- 韓国法務部:F-1-D正式運用の案内
- スペイン外務省:デジタルノマド向け居住ビザ
- UAE政府:Virtual Work Residence
- エストニア外務省:長期Dビザ
- タイ外務省:Thai e-Visa
- MDEC:Digital Nomad Pass
本記事は一般情報です。ビザ、就労、税務の最終判断は、公式窓口や専門家へ相談してください。
よくある質問
デジタルノマドビザとは何ですか?
海外の会社や顧客の仕事を続けながら、その国に中長期で滞在する人向けの制度です。現地企業で働くための就労ビザとは条件が異なります。
日本人におすすめの国はどこですか?
一律には決められません。収入、滞在期間、働き方、生活費で選ぶ国が変わります。まず比較表で2カ国を選び、国別ガイドで書類を確認してください。
フリーランスでも申請できますか?
国によって扱いが違います。契約書、請求書、入金記録で仕事と収入を説明できるかが重要です。フリーランスが対象かは、必ず国別の公式案内で確認してください。
収入は日本円で考えてよいですか?
申請条件は現地通貨や米ドル、ユーロで示されます。日本円への換算は予算づくりに便利ですが、申請では指定された通貨の条件と証明書を優先してください。
保険はどの国でも必要ですか?
保険を条件に含める国は多くあります。ただし必要な補償や証明書は国ごとに違うため、国別ガイドと公式案内で確認してください。
どの順番で準備すればよいですか?
収入と働き方を確認し、候補を1〜2カ国に絞ります。その後、国別ガイドで必要書類、保険、申請窓口、税務を確認する順番がおすすめです。
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まとめ
- デジタルノマドビザは、海外の仕事を続けながら中長期で滞在するための制度
- 最初に収入、滞在期間、働き方の3つで候補を絞る
- 収入・資金の目安は、国ごとに通貨と証明方法が違う
- 候補を1〜2カ国に絞ったら、国別ガイドで書類と公式情報を確認する
- 税務はビザとは別に、日本と滞在国の両方から確認する
最初に、収入を示す資料と希望する滞在期間を書き出してください。
候補国が見えたら、国別ガイドで準備を進めましょう。
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